ADHD=注意欠如多動障害の名の通り注意ができず、うっかり忘れが日常茶飯事すぎる人生です。うっかり忘れを少しでも減らすため、タスクリストツールやカレンダーツール、スケジュール帳(手帳)など様々使っています。
単発のタスクはそれなりにこなせるようになってきました。が、思うように取り組めないのが、「締切はあるけれど、比較的余裕があるタスク」「終わるのもやるのもいつでもよいタスク」。目先のタスクがないときに直近のスケジュールの中に組み込むことがうまくできません。
来週締切のものを今日やっておく(ことで締切にちゃんと間に合う)というごく単純なプロセスのはずなのですが、来週の日付が見えているものを今手をつける必要があるように感じられず先延ばししてしまいがちです。
先日、ADHD当事者が開発したタスク管理ツールのセミナーに参加した際、「いいんです。とにかく今日のスケジュールに入れてみましょう」というアドバイスを受けました。
ADHDの「とりあえず手をつけてしまえば、なんとかなる」という特性を活かすようなアドバイスです。その場では今ひとつピンとこなかったのですが、後日日付を気にせず持っていたタスクをスケジュールに入れるようにしてみたら案外できるようになってきました。
ひとつハードルを超えたところで振り返ってみると、タスクを細分化した1つのタスクだけを別のツールでスケジュールに入れるという状況が見通しが立たない感じがして抵抗があり、うまくできていなかったことが分かりました。どうやら、ADHDの特性だけでなく、ASD的な「納得がいかないと動けない」側面が強く出ていたようです。
診断されるほどのASD特性の強さはないのですが、グレーゾーン的な領域なようで、これがまたADHDの特性とぶつかるので二重に苦しくなることがあります。
今回の私のケースのように、何か特定の事象がピンポイントでうまくいかないとき、自分の特性の何が影響しているか、分析してみると解決の糸口が見えてくるかもしれません。